今回は都市の壁面緑化についてです。
今夏も猛暑が続き、何とかして過しやすくならないか?
そんな事を考えている方も多いのではないでしょうか。
私たちランドスケープハウスでは都市空間と緑の調和を目指し、
人と緑のよりよい関係を創造するべく活動をしていますが、
そのような中で壁面緑化計画を用いて夏の暑さ対策は
これからも更に増えていくと考えています。
本来でしたら、大型の樹木で木陰を作る事ができればよいのですが、
都心などでは緑化スペースが十分確保できないケースも多く、
比較的狭い場所でも実現可能な壁面緑化は、
都市向けの緑化計画という事が言えるかもしれません。
ここは千駄ヶ谷の店舗の壁面です。
ワイヤーにアイビーをからませています。
ここは駒沢の住宅展示場の壁面。
土壌をヤシの皮のマットで覆い、ステンレスのメッシュ等で固定し
切れ込みを入れ、植物を後から壁面に植え込んでいます。
根が十分広がる事が出来るので植物はより育ちます。
ここは品川区。
壁面緑化用パーツ植物を一つずつ固定する方法をとっていますので、
植栽配置の自由度が高くなります。
(写真の事例はデッキ材でフレームを組んでいます)
ここは杉並区の住宅。
ステンレスワイヤー等にはわせる方法をとっていますので、
直線的なシャープでモダンな演出が出来ます。
いずれの方法にも共通ですが、水やりは不可欠ですので、
自動給水の設備を入れておきたいところです。
それぞれの緑化方法にメリット・デメリットがありますが、
説明が長くなってしまうので今回は省きます。
夏の暑さ対策の断熱機能だけでなく、
見ているだけで潤いを感じる事ができ、
又道行く人を楽しませる事も出来る壁面緑化!
まだまだ可能性がある緑化方法です。
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